乱数生成に便利なMath.Random()メソッドの使い方

はじめに

乱数生成処理はプログラムにおいて非常に良く使いますよね。
重複しないIDを振りたい時はもちろん、
・ファイル名が重複しないようにアップロードしたい時
・パスワードを生成したい時
・ゲームでのアイテム出現確率をまばらにしたい時

JavaScriptでは組み込み関数で「Math.random()」メソッドを利用するのが非常に便利です。

今回はこの「Math.random()」メソッドを使って乱数を生成する方法をマスターしてみましょう。

まずはMath.random()メソッドを実行してみよう

console.log(Math.random());
// 0.403835263001749

浮動小数点の長い数値が取得できました。 Math.random()メソッドは、0~1未満の浮動小数点の乱数を返します。
実はこのMath.random() メソッド、そのまま乱数として使用するのは非常に難しいです。

逆に言うと掛け算などで加工する事で非常に汎用性が高まります。

次は、Math.random()メソッドの実用的な使い方を見てみましょう。

Math.random()メソッドの実用的な使い方

Math.random()メソッドは、0~1未満の浮動小数点の乱数を返すことが分かりました。

実用的な例として、1から10までのランダムな整数が欲しい場合は次のように実装できます。

let randomNum = Math.floor(Math.random() * 10) + 1;

解説となりますが、「Math.random() * 10」が0以上、10未満の浮動小数点を生成し、「Math.floor」関数で小数部分を切り捨てます。そうする事で少数部の第一位の値を利用することができます。

この状態では、0〜9が生成されますので、最後に1を足しています。

これにより、1~10の整数値がランダムに生成されます。