はじめに
JavaScriptを扱っていると小数点が続く割り切れない数値を扱うことがよくあります。
JavaScriptのMathクラスには数値を四捨五入、切り捨て、切り上げを行うメソッドがあり、とても便利です。
今回は、小数点第1位を四捨五入、切り捨て、切り上げをする方法と小数点第2位、小数点第3位を四捨五入、切り捨て、切り上げをする方法を紹介します。
小数点第1位を四捨五入、切り捨て、切り上げをする
Math.round(四捨五入)、Math.round(切り捨て)、Math.ceil(切り上げ)で行うことができます。
var x = Math.round(3.5);
console.log(x);
var y = Math.floor(3.5);
console.log(y);
var z = Math.ceil(3.5);
console.log(z);
小数点第2位を四捨五入、切り捨て、切り上げをする
Mathクラス単体では小数点第2位以降の四捨五入、切り捨て、切り上げを行う機能はありませんが、
n倍してから小数点の位置を戻すように工夫することで簡単に実現することができます。
var x = Math.round(3.455 * 10) / 10;
console.log(x);
var y = Math.floor(3.455 * 10) / 10;
console.log(y);
var z = Math.ceil(3.455 * 10) / 10;
console.log(z);
小数点第3位を四捨五入、切り捨て、切り上げをする
var x = Math.round(3.455 * 100) / 100;
console.log(x);
var y = Math.floor(3.455 * 100) / 100;
console.log(y);
var z = Math.ceil(3.455 * 100) / 100;
console.log(z);